最近そこらじゅうで起こっている再開発計画の問題について取り上げてみようと思います。
まぁその代表というか、大きく話題に取り上げられた一つでもある明治神宮外苑再開発問題。
何が問題視されているかというと
・一般市民が利用できる公益性の高い施設が全て廃止されること
・この計画が経済的に成り立つのか説明がされていないこと
・イチョウ並木などの景観が失われてしまうこと
そして何よりも懸念されているのが
大規模な森林伐採による環境問題です。
仮に計画通りに事が進んでしまうと、樹齢100年の貴重な樹木を含め、おおよそ1000本もの樹木が伐採されてしまうようです。
これがどれだけ大変な事なのか簡単に調べてみました。
そもそも一人当たり
樹木何本分の二酸化炭素を吐き出しているの?
これは単純に自分か気になっただけなのですが、
せっかく環境問題を取り上げるならと、ついでに調べてみました。
一人の人が、ただ呼吸をして過ごしているだけでも、年間320Kgの二酸化炭素を吐き出しているそうです。これは杉の木23本分の年間吸収量に値するらしいです。
では次に、1世帯が排出する二酸化炭素の量についてです。
現代のような快適な暮らしでは、平均で年間6500Kgもの二酸化炭素を排出してしまうみたいで、これは杉の木460本分もの年間吸収量に値してしまうようです。
要するに今回の神宮外苑再開発による森林伐採では、
おおよそ二世帯分の二酸化炭素吸収量が失われてしまうという事です。
ん? いやいや待てよ、 今の地球上の人口って何人だ? その計算だと、、、
じゃあ逆にどれだけの樹木が必要なの!?
そうなんです、むしろそのくらいの二酸化炭素吸収量しか補えていなかったという事だったんです。
結構この話題について調べていく中でもっと大きな課題が見えてきちゃいました。
電気とか車とか、便利な暮らしを手放したとしても、全然樹木が足りてないことが見えてきました。一人当たり23本の木が必要なんだよなぁ? 絶対足らないよなぁ😅
もう少し大きな視野でこういう事件や環境問題を見ないと、本質的な課題を見逃してしまっているのかもなと、思い知らされました。
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